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本当の自分を見つけて得た人生の変化【後編】

画家とはかけ離れた人生を送っていた松崎大輔さん。後半では、悩みながらもものすごい行動力で人生を切り開いていった松崎さんに、画家になった後の変化をお話いただきました。また本当の自分を求めて、職や場所を変えてきた松崎さんがたどり着いた場所で感じたこと、画家としてのミッションをお聞きしています。

今、本当の自分を生きられる喜びを感じている

—— 松崎さんの作品を見て、どんな反応をされる方が多いですか?

「気持ちが明るくなる」という声が多いですね。木の絵は「いい絵だね」と気に入っていただくことが多かったです。「見守られている気がして安心する」「心が落ち着く」からといくつか購入していただきました。
絵は見た方がどう感じるかなので人それぞれですが、こういった言葉を聞けるとやっぱり嬉しいですね。

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—— では画家活動を始めてから、大変だと感じたことはありますか?

まだ短い画家活動ですが、常に大変だと思っています(笑)。
やっぱり画材ってお金がかかるんですよ。特にアクリル絵の具やキャンバスなどにお金がかかるので、絵を買ってもらってお金を工面しなければいけないという悩みとプレッシャーがあります。

画家って自営業のようなものですから生活が安定しませんし、生計を立てていくことが大変だと感じることはよくありますね。でも、それで苦しくて辞めようと思ったことはないです。悩みながらですが、僕の絵をたくさんの人に知ってもらえるように努力しているところです。

—— アルバイトをしながらアーティスト活動をされる方も多い中で、画家になって2年半で生計が立てられるとはすごいですね。

ギリギリ・・・なんとかやっていけるレベルです。生活が厳しい時は単発でアルバイトもしますし、本当にギリギリですね。

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転機となった「プレアデスギャラリー(ニューヨーク)」と「ART BATTLE Tokyo」

—— 生活ができるくらいに絵が売れ始めたのは、いつぐらいからですか?

数万円で売れるようになったのは、今年に入ってからですね。色々とイベントにお誘いいただいて、たくさんの方に知ってもらえたのが大きかったと思います。

特に今年は、ニューヨークの「プレアデスギャラリーのグループ展」への出展と、「ART BATTLE Tokyo」に参加したのが大きかったですね。
「ART BATTLE Tokyo」は20分間で即興で絵を描いて、投票で勝ち負けを決めるイベントなんですが、出ている方々が日本でも一流のアーティストばかりで、このイベントでいろいろな方たちとのつながりができました。

—— アーティスト同士の交流もあるんですか?

ありますよ。お互いに作品の話をしたり、作品を生み出す苦労話も聞けたりして、結構励まされます。やっぱり同じような立場の人がたくさんいますからね。今はなんとか生活ができていますが、「もっとたくさんの人に作品を購入してもらうには、どうしたらいいんだろう」という共通の悩みがありますから、仲間がいると心強いですね。

アーティストの中には、人生の困難を作品を作るパワーに変えてきた方がたくさんいます。だから僕も今までの経験が僕の絵に良いように影響して、クリエイティブな力を養ってくれていると思っています。

必要な答えは自分の中にある

—— 画家になってからのご自身の環境をどう感じていますか?

大変なことはありますが、絵を描き始めてから僕の人生にギアが入ったのを感じています。特に今年に入ってから、その変化をすごく感じるんですよ。

これは、自分のいるべき場所に僕がはまったからなんじゃないかと思っています。もちろん僕も努力をしていますが、それは昔も今も同じです。きっと僕の力とは別のところで、周りの力が僕の人生の良い流れを作り出してくれて、今の僕があると思っています。やっぱり本当の自分を生きると、道が開けるんだなと実感しています。
こういった感覚や経験は今までなかったので、やっぱり絵を描くということは僕のやるべきことなんだと思ってしまいますね。

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—— 「調和」と「共生」をテーマに作品を作られていますが、松崎さんのミッションは、他にどんなことがありますか?

僕は、人間は生まれてからやるべきことが一人一人に与えられていると思っています。スピリチュアルな話をするつもりはありませんが、やっぱりミッションって人それぞれにあると思うんです。だけど以前の僕のように、自分のやるべきことに気付かずに過ごしている人が多いのも現実です。
だから自分がすべきことを発見すれば、人生は開かれていくということも伝えていきたいですね。ちょっと抽象的でうまくお伝えできないのですが、うまくいかないことが続いても変えることができる。そのためには、本当の自分と与えられたミッションを見つけることが大切なんです。僕がその実例の一人です。

僕は37歳まで本当の自分を見失っていて、僕に与えられたミッションに気付かずにいました。今こうやって絵を描いていると、今までの苦しさやつらさにもきっと意味があったんだなと思うことがあります。
僕の考えを押しつけるつもりはないのですが、必要な人に人生が変わるタイミングや、人生が変わることもあると伝えていきたいですね。

僕の絵を見て、僕を知ってもらって、本当の自分を生きる大切さや、何歳になっても人生を変えることができると知ってほしいです。つらい環境の中にいる人たちもたくさんいると思うので、人生に行き詰っている人たちにヒントを与えられたら嬉しいです。これも僕のミッションの一つだと思っています。

—— 本当の自分を見つけるには、どうしたらいいのでしょうか?

僕は、必要な答えは自分の中にあると思っています。人ってどうしても答えを外へ求めてしまいがちですが、実は自分の中に必要な答えはあって、自分で気付かないように生きていることもあるんですよ。

僕も、子供の頃にあんなに絵が好きだったのに、無意識に蓋をしてしまっていました。そして道しるべを見失って違う仕事して、転職してまた変えて・・・外に答えを求めていました。でも本当の自分を知るには、実は自分の中を探らなきゃいけないんです。自分と向き合うことで答えが見えてきますから、そういうことも伝えていけたらいいですね。

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—— これからチャレンジしたいことはありますか?

壁画をやりたいです。先日、大阪のホテル内にある会議室の壁に描かせてもらいましたが、そういう依頼をたくさんいただけるようになりたいですね。できれば日本中、いや日本だけではなく世界中に描いていきたいです。

僕の作品の色使いはカラフルと言われますが、大阪でも「見た瞬間に明るい気分になる」とか、「元気になるよ」と言ってもらえたので、保育園や公園、病院や防波堤にマッチするんじゃないかなと個人的には思っています。
気持ちが明るくなる、そんな絵を見たい場所に届けていきたいですね。

壁画以外にも、もちろん個展もやります。チャンスがあれば海外でも展示をしたいですね。

—— 今までのつらい経験も、画家活動をするために必要だったとポジティブに捉えている松崎さんは、ポップな作風とはまた違った、とても穏やかな印象の方でした。
多くの経験を経て、松崎さん自身がご自分の可能性を信じているからこそ、希望を感じる絵が描けるのだと思います。今までのご経験と自分のミッションへの強い思いを力に変えて、よりパワーアップしたこれからの松崎さんの作品とご活躍がとても楽しみです。

文・写真:mecelo編集部

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